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第0回 NA「つくる」を開催致しました


がんサバイバーのお父さん・お母さんと、お子さんを対象にしたイベント【第0回NA「つくる」】を実施しました。
(ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。)

 

集合写真

 

※写真掲載許可、頂いております

 

今回、「第0回」にしたのは、この1日を踏まえ、皆さんのご意見をもとに、第1回を行うためのテスト回だったため、HPでの告知を行いませんでした。このイベントを実施したいと思ったきっかけは、お子さんを持つ方が乳がんを告知され、相談に乗っていたことが、きっかけでした。

 

彼女のお子さんへの思いや、病気への偏見や葛藤を聞く度に不安と苦しさが伝わり、胸が痛むことが多く、「他のサバイバーさんたちは一体、どうしているんだろう?」と思ったからです。ただでさえ、若いサバイバーの人口は少なく、さらにこの少子化の中でパパ、ママが病気になるということが、どれだけ大変なことか。こうした私たちの思いに、共感して頂けるかどうか、不安もありましたが、無事に募集定員に達し、とても嬉しく、私たちにとっても、ワクワクな日でした。

 

お子さんを持つサバイバーさんのお話をお聞きするのは初めてなため、ゲストに、「こどもをもつがん患者のコミュニティサービス『キャンサーペアレンツ』」代表理事 西口洋平さんを迎え、お話して頂きました。

 

MTG

 

西口さんのお話の後、皆さんの座談会だったのですが、本当に、リアルな皆さんの体験、現状、想い…は、想像しているより はるかに抱える事が多く、また、闘病中、お子さんとどう向き合うのかという悩みや、お子さんの反応、それぞれの想いなど、未だに置き去りで放置(=ただ耐えるしかない)のだと知り、愕然としました。もちろん、病院や、カウンセラーなど、サポートしてくれる体制は、無くもないですが、“巡り会えたひとだけ”が支えて貰えるのが日本の現状だと思います。

 


東京でもこうなのだから、地方の方々は一体、どうしているのだろう…と改めて思いました。親御さんたちと座談会をしている間、お子さんたちは、太陽油脂 株式会社 様のご指導のもと、「石けんづくり体験」を実施。

 

工作1&2

 

夏休みの宿題「自由研究」にしちゃおう!というものです。小学生を対象年齢にしましたが、弟さんも一緒に参加してくれたので幼稚園年長さん~小学校4年生まで、色々な年齢のお子さんたちが集まってくれました。

 

工作3&4

 

一生懸命なお子さんたちの写真が、どれもこれも可愛くて癒されます。

 

石けんの作り方は、とてもカンタン

 

石けん粒に、水を加え、ひたすらギューギューこねます

 

工作5

 

粒がなくなったら、型にラップをし、そこへ詰める。

 

工作6

 

型から外したら、押し花を思い思いにデコレーションします。(子供たちの発想ってスゴイ!)

 

工作まとめ

 

年齢に関係なく、性格で出来上がってくる物も違いがあり、個性って素晴らしいし、子供の感性には驚くばかりです。今回の応募条件は「お父さんお母さんの がんを知っていること」

 

・お子さんに、どう話しているのか
・お子さんは、どんな様子なのか
・闘病中、何が困るか

 

など、制限の無い状態でお話して頂きたいためです。お聞きすればするほど、この子たちが この小さな体で、お父さん、お母さんに起きていることを受け止めているのだと胸が熱くなりました。参加者の皆さんは、「親がサバイバーの他の子たち」と会わせた経験が無かったそうなので、みんなが、あっという間に仲良くなっているのを嬉しそうに眺めているのも、印象的でした。

 

参加頂いた皆様、西口さん、本当に素敵な夏の一日をありがとうございました。

 

集合写真2

 

「NA」は、 私たちC-ribbonsが行っているプロジェクト、Not Alone(ノットアローン)=ひとりぼっちじゃないよ!という意味。この意味をより強く感じ、思い新たになったイベントです。最後になりますが、お子さんたちへの石けんづくりのご指導、及び、お土産のご提供を頂きました太陽油脂の皆様、本当にありがとうございました。

 

来年、必ず第1回を実施しますので、またお知らせさせて頂きます。

 

 

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