CORPORATE OVERVIEW法人概要
監事/共同創業者メッセージ
創業への想い
2015年3月、妻の乳がんが発覚しました。比較的早期であったことに安堵したのも束の間、手術後間もない同年4月1日に、トリプルネガティブであることが判明しました。トリプルネガティブは他のタイプとの比較で予後が悪いとされる乳がんであることを知りました。エイプリールフールかとも思いましたが、現実のお話でありました。インターネットで検索をしても危険だという以外、何ら正確な情報が得られないため、当事者である妻よりも、私の方が遥かに動揺したように思います。乳がんについての情報不足が家族を精神的にどれほど苦しめるのかを心底思い知らされました。
そんな時、縁あって藤森香衣(代表理事/共同創業者)と出会いました。藤森さんは「サバイバー」、私は「サバイバーの家族」と立場は違いますが、情報が無くて苦しんだという同じ想いをお持ちの藤森さんと共鳴し、同じ苦しみを受けている方々へ決して押し付けではない同じ目線からの情報発信をしたいという強い気持ちからNPOの発足を決意いたしました。
弁護士、税理士である私は代理人稼業が本分ですから、自分が中心になるのではなく、誰かをサポートする際に真の力量を発揮できるように思います。その特性をいかして、c-ribbonsではまず代表理事をはじめとする理事の皆さんの活動を支え、次にそれを通じて少しでも「サバイバー」と「サバイバーのご家族」のお力添えができればと思います。 微力ながら全力で私なりに頑張る所存ですので、どうぞ宜しくお願い致します。
経歴
1990年京都大学経済学部経済学科卒業。神戸市役所を経て95年弁護士登録。99年村尾龍雄法律事務所、2000年キャストコンサルティング(上海)、02年弁護士法人キャスト、11年村尾龍雄律師事務所(香港)を設立し、中国事業の法務・会計・税務のコンサルティングは10年以上の実績をもつ。日系企業のアジア進出サポートのため、近年、ミャンマー、ベトナムにも拠点を設立し、現地に根差したプロフェッショナルサービスを提供している。上海市に貢献のあった外国人に付与される「白玉蘭賞」を2度受賞。