FOR SURVIVORサバイバーインタビュー

ハート

「セカンドオピニオン」というけれど…

正直「がんの告知」を受けた直後は、すぐ別の病院でも診てもらおうという気持ちの余裕は、私にはありませんでした。「今、この目の前にいる先生を信じますから、どうか治してください!!手術もすぐして下さい!!」という、すがるような気持ちでした。

しかし、この当時担当して下さった先生がとても患者の事を考えてくれる方で、2回目の再発の時「まだ若いから可能性は残してあげたいのだけど、今の状態ではどこの大学病院に行っても子宮を全摘するしかない。ただあなたの原発は小さいものなので、場所の特定できればそこを除くだけでいいのだけど…。◯◯病院の○○という治療法があなたに合いそうだから勧めるよ」と先生が別の病院の治療を紹介してくれました。
紹介して頂いた病院の治療が私には合っていたようで、その後の再発はしていません。

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セカンドピニオン」することは治療方針に間違いないか確認ができるだけでなく、私のこの経緯のように、新たな治療法・合う治療法を発見することができ、治療の選択肢が広がります。納得できない…疑問を感じる…他に方法があるのでは…などあれば、「セカンドピニオン」を個人的にはお勧めします。

ただ…だいぶ前になりますが、私がこの「セカンドピニオン」という一言をある先生(※この説明中には登場していない先生です)に切り出したとき、「この病院には二度と来ないということだね」と言われた事があります。近年セカンドオピニオンを求めることは、患者の権利として尊重されていますから、そんな先生はいらっしゃらないと思いますが、万が一そんなことを「チクリ」といわれても、ひるまないで下さい。

世界でたった1つしかない大切な自分の命・大切な家族の命にかかわる事です。治療を受けるのは他でもない自分自身・かけがえのない家族です。どうか納得する治療を受けて下さい。
 

>>子宮頸がんになって今だから思うこと [たかおか ひろみ]

>>子宮頸がんになって今だから思うこと② [たかおか ひろみ]

 

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