KAE’S ROOM藤森香衣がお答えします

ハート
術後、初めて旅行に行くんですが大浴場が不安です。傷を人に見られるのではないかと考えると、気が重いです。

他の女性と一緒に入る大浴場は、緊張しますよね。
私は祖母も乳がんだったので、そうしたサバイバーの女性の気持ちを幼い頃から見てきました。
私も初めて大浴場に行く時は、緊張しましたよ。
(体質で、再建の傷が今でも消えないので)見られてるんじゃないか…と、いつも思ってしまいます。
で、お風呂に行って気づいたのは、「他人は思ったより、人のことなど見ていない」ということ。
もちろん、「どんな人か」の確認で、チラッと相手を見たりはしますが、そんなにじっくり観察しません。
だって、人の体なんかより、自分が温泉を楽しみ、癒される方に気が向くからです。

最近、洗い場は“個別”になっていたりもしますから、隣の人が見えにくい作りだったりします。
湯船にタオルを浸けるのは禁止されているところが多いので、体に巻いたまま、お湯には入れませんが…
ギリギリまでタオルで体を隠して行き、なんとなく後ろを向いて少しずつ、体をお湯に沈めつつ、タオルは頭の上に乗せる!…というワザを覚えました。

脱衣所は、隣の人と距離が近いので「気になるポイント」ですが、こちらもバスタオルを頭や肩からかけて作業すれば、平気です。

また、皆さんがお食事をしている時間(夜7時過ぎ)や、寝る時間あたりはお風呂に人が少ないので、人の目を気にせず入りやすいです。

旅行も温泉も、自分へのご褒美の時間ですし、ちょっとした工夫は要りますがあなたの時間を思い切り、楽しんできてくださいね。
 

Copyright2016 © NPO法人C-ribbons(シーリボンズ) All rights reserved.