KAE’S ROOM藤森香衣がお答えします

ハート
30代の男性です。 母から突然「病院で、乳がんの告知をされた」と電話がありました。「今後の手術や治療法についての説明をしたいから、ご家族にも来て貰ってください」と、お医者さんから言われたそうです。私は一人っ子で独身なのですが、こういう場合、息子としては何をしたら良いのでしょうか。

私が啓発活動をしてから、男性からのご相談も多く頂いています。
そして当然ですが、男性のほとんどは「女性の胸のつくり」をご存じありません。
なので、私は男性からのそうした相談の際は、いつも【女性の胸の構造】の図を見ながら説明し、そのあと病気についての話をしています。

患者さんが若い場合、色々なところから情報収集ができますが、ご高齢になるほど、そうしたことが難しくなります。
また、若い患者さんであっても、告知をされてすぐは、混乱していたり、不安も大きいため、主治医からの説明をきちんと理解できなかったりもします。

専門用語や選択肢も多いため、息子さんが理解できても、お母様は間違った理解をしてしまい、イライラしてしまう…という話もよく耳にします。
(先生からの説明の際は、必ずメモを取りましょう!)

また、家族であっても「女性としての悩み」は、息子さんには話しにくいですよね。
患者さんの中には、入院中に同室の方や、通院の中でお友達(がん友)ができ、お互いの悩み相談をして解消していますが、「誰かと病気の話しをするなんて、そんな気持ちになれない…」という患者さんもいます。
もし、お母様がご自身の気持ちをあなたにお話にならない場合は、お医者さんや看護師さんに、お母様の様子を聞き、アドバイスを貰うのも良いかと思います。

がん情報サービス(乳がん)
http://ganjoho.jp/public/cancer/breast/
 

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