KAE’S ROOM藤森香衣がお答えします

ハート
私は乳がんサバイバーですが、他の種類のがんサバイバーさんとも、仲良くなれるものなのでしょうか。周りに、あまりサバイバーの方がいないので、違うがんの治療をした方と出会った時、どんなお話をしたらいいのか分かりません。

私は活動を行っているので、色々な種類のがんを経験された方とお会いします。
同じ乳がんであっても、罹患した年齢や、がんの種類、環境で悩みも様々であるように、他の種類の病気であっても、「治療法も環境も悩みも、全く同じ」と言う人はいません。
共通していることは、ただひとつ。
「がんという病気を宣告されて、つらい時間を経験したひと」であること。

でも、この経験をしたということだけで、何か不思議と心が繋がります。
それはきっと、「今という時間を共に生きている」という大切さを“知っている同士”だからではないでしょうか。

病気をし、その経験をした中で出会う人たちは、年齢も仕事も境遇も違い、以前の自分では出会わなかった人とも知り合うので、「へえー!」と思うことが、とても多いです。例えば、私の仕事や環境は、私にとっては日常でも、皆さんは知らないことが沢山、ありますし、逆に私も、会社勤めの方や、子育て中の方、アラサーの女の人の気持ち…など知らないことが、いっぱいです。
「どんな話をしよう…」と、お互い考える暇もなく、【知らない人生の歩み方を知る】楽しさが、いつもあります。
それぞれが自分の「からだについて」を話すので、より親近感が湧き、今までにないお友達を見つけられることもありますよ。
 

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